推しの生誕祭があり、フェイクケーキを作りました。
「クレイケーキ」という名称でも呼ばれていますね。
この記事ではこんなことをまとめました。
・フェイクケーキの制作工程を画像12枚を使用して解説
・凝ったデザインの4号サイズ(直径12cm)フェイクケーキに使用した全材料
・制作時間は作業時間3時間+乾燥時間
材料の購入場所や正式名称、実際に制作して分かった注意点も紹介していきます。
紙粘土製?「フェイクケーキ」って何?
「フェイクケーキ」とは主に紙粘土を使用して作る撮影用や鑑賞用のフェイクケーキです。
イラストプレートやフルーツなどで豪華に飾り付けることが出来るので「生誕祭」や「誕生祭」以外にも「ハーフバースデー」や「〇周年記念」など、TwitterやInstagram等のSNSで推しのことをお祝いしたいという方におすすめです。
実際のケーキと異なり、消費期限や保存方法に左右されないフェイクケーキは、日時指定が厳しく、移動の多いスタジオでの撮影にも重宝されます。
ケーキだと生モノなので、なかなか時間調整や移動が難しいですよね…
紙粘土や段ボールに発泡スチロールなど、ダイソーやセイア等の100均で揃えられる材料で簡単にオーダーメイドのようなオリジナル仕様のケーキが作れるのもフェイクケーキの魅力です。
紙粘土製フェイクケーキの作り方
作り方①デザインを決める
今回、推しの生誕祭に作ったフェイクケーキのデザインは、コラボカフェメニューのカップケーキを大きなホールケーキサイズで再現したものです。
イベント期間の都合で、実物を拝めなかったので再現しました。
食品で作る訳ではないので、好きな色や凝ったデザインでも問題なく作れるのがフェイクケーキ最大の利点な気がします。
作り方②材料を用意する
フェイクケーキを作る際に必要な材料は、デザインや大きさによっても様々ですが、大きく分けると「土台部品」「生クリーム用粘土」「トッピング&デコレーション部品」「道具類」でしょうか。
今回私が作ったフェイクケーキの場合を記事にしていますので、使用量等参考になればと思います。
今回私の揃えた材料は…
・紙粘土(ふんわり軽いシリーズなど)×5
・ホイップクリーム粘土×2
・絞り袋
・シフォンケーキ用カップ
・ホールケーキ用トレー
・調理用器具(ボウル・パレットナイフ・ゴムベラ・ローラー)
ほとんどがダイソーやセリアなどの100均で揃いました。
トッピング用のUVレジンやプラ板についても、100均で購入出来るかと思いますが私の場合は家にあったものを使用しました。
調理器具についてはあった方が便利ですが、必須な訳ではないので予算に合わせて揃えていきましょう。
少し先にネタバレしてしまうとカラー粘土の発色が想定よりも良く、カラー粘土は余り、白色の粘土はギリギリでした…
作り方③土台を作る
フェイクケーキを作る際の土台については、様々なものが利用出来そうで迷いました。
作りたいデザインを頭でイメージしながら、100均をウロウロすると理想のものと出会えるかもしれません。
フェイクケーキの土台として確認すべきポイントは…
・作りがしっかりしている
→粘土を周囲に貼り付けるため、芯のないものだと難しいです。
・粘土をはじかない
→プラスチック等ツルツルしているものは、ヤスリ掛けなど手間が増えるため、紙系の材質がおすすめです。
私が今回土台として選んだのはこちらです。
ダイソーで購入した「イタリア製シフォンケーキカップ4号2枚直径約13cm」というシフォンケーキなどを作る際に使用する紙製の型です。
今回購入したものは2枚入りだったので、私は1枚を作成時の持ち手として使用してしまいましたが、上手くやれば2台フェイクケーキが出来そうなお得な商品です。
いざ作り始めると真ん中の穴が良くも悪くも…という感じではありました。
少し投資すると最初から生クリームまで塗ってあるような、かなりクオリティーの高い土台が購入出来たりします。
作り方④トッピングを作る
フェイクケーキの大部分は粘土を使用するので、乾燥してしまうまでの時間制限があります。
デザインにもよりますが、後付けの難しい(例えば生クリーム部分の上や下にトッピングを入れたり付けたり…)場合には先にトッピングを作っておいた方がスムーズに作業出来ます。
私が今回参考にしたカップケーキでは、チョコプレートを使用していたのでそれを再現しました。
こちらについては作りたいデザインにより、作業工程が異なると思うのでサラっとご紹介します。
使った材料は…
・プラ板(黒)
※画像を取り忘れてしまったので、金と銀で代用しています。
・UVレジン(白)
・調色済生クリーム用粘土
※生クリーム用粘土についての詳細は次の項で紹介しています。
・デコレーション用パール(黒)
板チョコのような質感を表現しようかとも思いましたが、上から顔やメイクのデコレーションを重ねてしまうので結局は焼かないプラ板にしました。
アクセサリー作りなどに使用する薄さ0.2~0.3辺りのハサミで簡単にカット出来るプラ板の黒が販売されていたので、私の場合はこれを切るだけでそれっぽくなりました。
調色して、着色してもオリジナリティが増して良さそうでした。
UVレジンについてもぷっくりと盛り上がった状態で硬化出来るものを使用しましたが、顔や文字程度でしたら液体のUVレジンを数回重ねて硬化するので十分な気がします。
粘度の高い3Dアートレジンだと、今回のような仕上がりになります。
色味についてもUVレジンは簡単に調色出来るので、工作に便利な優秀アイテムといえます。
随分使い込まれてますが、UVライトはこちらを使用しています。
意外とリーズナブルな価格帯で購入出来るのと、UVレジンの製作の他にも「ジェルネイル」にも使用出来るので重宝します。
作りたいデザインにもよりますが、100均で販売しているハンディタイプや太陽光でも硬化可能です。
完成品はこちらです。
UVレジンを使用することでチョコペンやアイシングのような表現が簡単に出来ます。
作り方⑤クリームを用意する
フェイクケーキの大部分を担う生クリームを作っていきます。
様々な方法があるかと思いますが、私はそれっぽい気分を演出するためにボウルにゴムベラ、パレットナイフも今回購入しました。
その後の使い道がないので、代用品で十分かもしれません…
生クリームを作る上で重要なのは…
・色味
→硬化されると濃くなると言いますが、私はそこまで変わりませんでした。
・固さ
→水を足して混ぜることで柔らかくなります。
・量
→実際に使用してみないと難しいですが、多いに越したことはない気がします。
ボウルに粘土を入れ、少しずつ水を加えながら混ぜ合わせていきます。
色味を調節する際は、急に濃くし過ぎないことに注意してください。
例えば黄色を強くし過ぎると、白を足して薄める他に方法がなく…全体的に粘土の使用量が増えていきます。
使いたい粘土の量と相談しながら、濃い色を混ぜるときは少し慎重になるくらいで丁度良いかと思います。
濃い色と同じように足していく水の量にも注意が必要ですが、これについては乾燥が進むと少しずつ固くなりますのでそこまで慎重にならなくても大丈夫です。
待ち時間を減らして、効率良く作りたいという方は少し硬いくらいで様子を見た方が上手くいきます。
ちなみに私は柔らかくし過ぎて苦労しました…
作った生クリームは乾燥し過ぎないようにビニール袋で保存しましょう。
絞り袋に入れると途端にそれっぽい気分になれます。
作り方⑥ケーキ本体を作る
用意した土台に生クリームを塗っていきます。
作った粘土の固さによって様々な方法があります。
今回私の作ったクリームはかなり柔らかめでした。
ケーキの側面に塗った傍から下へ流れていってしまうので、上部にクリームを絞り出し軽く揺すって放置するという荒技になりました。
試行錯誤の様子が手に取るように分かりますね…
最初は粘土が柔らかくかなり危うい様子でしたが、乾燥が進むと少しずつ粘土が硬化していくので作業がし易くなりました。
良くも悪くも紙粘土は完全に固まるまでに時間が掛かるので、修正が効くのは最大の利点です。
最終的に土台に選んだ材料を全て粘土で覆うことが出来ればOKです。
水分が多い粘土を使用すると乾燥後にヒビ割れなどが起こる心配もありますが、私の場合は写真を撮ってSNSに投稿するという目的なので作業のし易さを重視しました。
作り方⑦デコレーションをする
出来上がった土台にデコレーションをします。
こちらはデザインによって様々な方法や、手順があるかと思いますので参考程度にご覧ください。
私の場合は土台の上に生クリームを絞り、チョコプレートを飾り、さらに生クリームを絞ると、いう工程で行いました。
想定していた通りにいかなかったのは、デコレーションとして絞った生クリーム用の粘土が少し固く、上手い具合に絞れなかったことでしょうか。
最終的には一度全ての粘土を絞り出し手で丸め、そのまま飾るという方法に落ち着きました。
ホイップクリームやバタークリームのような質感を出すために、形を作った後に歯ブラシを軽く押し付けるとそれっぽい感じに仕上がります。
ちゃんと絞り袋で絞りたいという場合には、再度水を足して粘土の固さを調整します。
紫のホイップクリームや、顔回りのデザインについては粘土の固さを調整し絞り袋で一筆書きしました。
「一筆書き」と言っても失敗しても簡単に直せます。
作り方⑧乾燥させる
全ての工程が終了したら、後は粘土が固まるまで乾燥させます。
粘土の柔らかさや気候・気温にもよりますが私の場合は3日後に確認した際にはしっかり固まっていました。
本当はもっと早かった気も…
注意点としては、乾燥しきるまでの過程でも、粘土が動いてしまう可能性があることです。
私の場合は柔らかめにしたせいか、完成後1~2時間は結構動きがあり、その都度手で直していました。
乾燥を待つ時間は比較的長くなりがちなので、ホコリなどが気になる方は扉付きの棚や蓋などを被せたりと対策が必要です。
フェイクケーキは紙粘土で簡単に作れる!
こちらが完成したフェイクケーキです。
素敵なデザインはコラボカフェのものですが、なかなか上手く再現出来たのではないでしょうか。
「推し」への気持ちを爆発出来る生誕祭を彩れること間違いなし!!
ここからは余談になりますが…
盛大にお祝いしたい「推し」のいる方で、なおかつ「胸を張って自分はオタク」だと言える方…
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